【単位】体積・重量の変換一覧表!いろいろな体積の単位が一目でわかる!

私達が身近な所や商売でよく使う計量のことを度量衡(どりょうこう)と言い、度は長さ、量は体積、衡は重さを表しています。

この中で体積と重量に関しては、m3やccとgといったように、量る量を超えて単位を換算することができたりするものがあります。

※もちろん所定の条件付きですが

今回はそんな体積と重量(重さ)の単位について、一覧でご紹介し、いろいろな体積・重量の単位が一目で分かるようにしてみました。

体積(容積)の単位一覧

一口に体積(容積)の単位と言っても、メートル法から尺貫法、ヤード・ポンド法まで、様々な計量法に則った単位があります。

本記事では、以下の8つの単位の変換早見表を作成しました。

  • メートル法:立方センチメートル(cm3)、リットル(L)
  • 尺貫法:合(ごう)
  • ヤード・ポンド法:ガロン(英、米)、立方インチ(in3)、立方フィート(ft3)、バーレル

以前別記事で度量衡の単位を一覧でまとめましたが、上記3つの計量法の「体積」の単位だけを集めた変換一覧表は以下の通りです。

こちらの記事では長さや重さといった他の単位もまとめた他、無料でPDFファイルをダウンロードすることもできます↓↓↓
度量衡の換算早見表~無料pdf版~面積や尺度、重量など単位別まとめ
度量衡の換算早見表~無料pdf版~面積や尺度、重量など単位別まとめ

リットル(L)の豆知識

体積を表す単位として私たちにとって最も身近なのは「リットル(L)」でしょう。このリットルについての雑学をいくつかご紹介します。

1. 単位の書き方「ℓ」と「L」

私もそうですが、2020年現在で成人している方が小学生の頃に習ったリットルの単位表記は、アルファベットのエルの小文字を筆記体にした「ℓ」ではありませんでしたか?

更に言えばデシリットルは「㎗」、ミリリットルは「㎖」と書くよう指導されたものですが、これはエルの小文字が「l」で数字のイチ「1」と区別がつきにくいためでした。

しかし実は「ℓ」という表記は、単位記号の決まりからすると正しくない書き方なのです。

※単位記号は筆記体表記にしてはいけないとされています

日本でも産業技術総合研究所(通称:産総研)という機関が、リットルは「L」と書くことを推奨しており、事実現在は小学校の教科書でも、リットルの単位表記を「L」と書くよう指導されているそうです。

単位は時代と共に表記が変わっていくことも多々あり、絶対的なものではないんですね。

 

2. デシリットル(dL)が使われている業界

小学生にお馴染みの容積単位と言えば「デシリットル(dL)」です。リットルの1/10の量ということで、ビーカーに水を入れたりして容積の概念を学んだものですが、このdL、いざ社会に出てみると全く使いませんよね。

せっかく覚えたのに、使われているのはリットル(L)かミリリットル(mL)です。これはなぜなんでしょう?

詳しい理由はわかりませんが、小学2年生が容積を学ぶ際、1mLでは量が少なすぎて実際に量るのが難しいですし、低学年で1000単位の数字を扱いながら単位を換算するのは難しいですから、1~10の数字だけで容積の概念を伝えるため、あえて使っているのでしょう。

重量(重さ)の単位一覧

体積同様、重量(重さ)の単位にも、メートル法、尺貫法、ヤード・ポンド法と3つの計量法に則った単位がそれぞれあります。

本記事で早見表にした8つの単位は以下の通りです。

  • メートル法:グラム(g)、トン(t)※英、米バージョンも
  • 尺貫法:貫(かん)、斤(きん)
  • ヤード・ポンド法:オンス、ポンド

上記3つの計量法の「重さ」の単位だけを集めた変換一覧表は以下の通りです。

無料でPDFファイルが必要な方は、こちらの記事からダウンロードしてください↓↓↓
度量衡の換算早見表~無料pdf版~面積や尺度、重量など単位別まとめ
度量衡の換算早見表~無料pdf版~面積や尺度、重量など単位別まとめ

グラム(g)の豆知識

1. gの重さの目安

グラムの基準である「1g」はどのくらいの重さなのでしょう?私たちの身近にある、キリの良いグラム数を集めてみました。

まずは有名なところで1円玉(一円硬貨)。1円玉はちょうど質量1gとなっていますので、お財布の中から探して手にしてみてください。

もしこれでは軽すぎて重さがよく分からない!という方は、次に50円玉(五十円硬貨)を探してみてください。50円玉は質量4gですので、1円玉4つ分の重さになります。

また、重さをはかるなら「水」は避けて通れません。下記の参考記事でも解説しましたが、水は密度が1g/cm3の物質なので、1cm3即ち1mLの水の質量は1gになります。

計量スプーンや計量カップに入れた量 = 重さと判断できるので、料理の際などはとてもわかり易い物質なのです。

参考記事:m3とl(リットル)の換算・計算方法を詳しく!読み方やmlの求め方も!
m3とl(リットル)の換算・計算方法を詳しく!読み方やmlの求め方も!m3とl(リットル)の換算・計算方法を詳しく!読み方やmlの求め方も!

最後にもう1つ、グラムでキリの良いお話をば。それが「卵(たまご)」です。スーパーなどで売られている鶏卵は、質量によってサイズが決められているため、同じサイズであればほとんど同じ重さになっています。

1番区切りが良いのはSサイズで、Sサイズの卵 ≒ 50gと覚えておくと、重さの感覚がわかり易いかも知れませんね。

2. 国際的な基本単位が「kg」の理由

SI単位についてご存じの方なら、7つの基本単位を並べてみて「あれ?」と思われたことはありませんか?

他の6つの単位はm、s、A、K、cd、molと単位記号だけなのに、重さの単位だけはkgで接頭辞である「キロ」が付いています。

参考記事:SI接頭辞(SI接頭語)とは?一覧まとめと変換方法、覚え方を紹介!
SI接頭辞(SI接頭語)とは?一覧まとめと変換方法、覚え方を紹介!

本来ならばグラム[g]が基本単位で良さそうなものですが、なぜ重さだけはkgが基本単位なのでしょうか?

 

まとめ

主な体積の単位変換一覧

  • 1L = 1000cm3
  • 1合 = 180.39cm3 ≒ 0.18L
  • 1ガロン = 4546cm3(英)、3785cm3(米)
  • 1in3 = 16.387cm3
  • 1ft3 = 28317cm3
  • 1バーレル = 158934.5cm3

主な重さの単位変換一覧

  • 1貫 = 3750g ≒ 3.75kg
  • 1斤 = 0.16貫 = 600g
  • 1t = 1000000g = 1000kg
  • 1t = 1016047g(英) = 907178g(米)
  • 1オンス = 28.34952g
  • 1ポンド = 453.5924g