アメリカやヨーロッパ、アジアなど世界の温度単位一覧!表記の仕方も!

海外旅行や海外出向時には、行き先の国の気温情報が気になりますよね。

ところでこの温度情報、国によって「℃」と書かれていたり「℉」と書かれていたりします。世界中の国で

今回は世界の温度単位一覧を作成しましたので、海外へ行かれる方、海外の情報を収集したいと考えている方は参考にして下さい。

アメリカの温度単位

アメリカで使われている温度の単位は、日本の「℃(摂氏、セルシウス度)」ではなく「℉(華氏、ファーレンハイト度)」です。

何なら、今でも華氏を国内で標準的に使っている国はほぼアメリカのみという状況で、その他の単位でもメートル法を使わずヤード・ポンド法を使っているあたり、アメリカは単位の世界ではガラパゴスな国です。

なおアメリカ合衆国以外では、ジャマイカやバハマ国、ケイマン諸島が華氏を使っています。

摂氏(℃)と華氏(℉)の対応表を以下に作成しましたので、例えば0℃って華氏だと何℉になるの!?など気になる方は参考にして下さい。

摂氏と華氏の換算表
摂氏[℃] 華氏[℉] 摂氏[℃] 華氏[℉]
-20 4 35 95
-10 14 40 104
0 32 45 113
5 41 50 122
10 50 60 140
15 59 70 158
20 68 80 176
25 77 90 194
30 86 100 212

ヨーロッパの温度単位

ヨーロッパではイギリスをはじめ以前は華氏が使われることが多かったですが、現在では世界標準である摂氏を使う国がほとんどです。

具体的に、摂氏・華氏を使う国は以下の通りです。

華氏(℉)が使われている国

イギリス

ヨーロッパ諸国で華氏が現在でもつかわれているのは、事実上イギリスのみです。ただしイギリスでもメートル法への移行が進んでいるので、現在は華氏と摂氏が併記されている場合も多いそうです。

 

摂氏(℃)が使われている国

ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、チェコ、ポーランド、トルコ、ロシア、ウクライナ など

イギリス以外のすべての国が摂氏(℃)を使用しています。SIが定められたフランスをはじめ、北欧や東欧諸国も同様です。

ちなみに余談ですが、華氏即ちファーレンハイト度は、ドイツの物理化学者であるファーレンハイトが考案した温度です。せっかく発案者がいるのに、ドイツでも摂氏が使われているというのが、何ともシュールだと思いませんか。

アジアの温度単位

アジア諸国でもすべての国が摂氏(℃)を使っています。もちろん我が国日本も摂氏をを使っていますね。

中国、韓国、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、シンガポール、インド、イラン、イラク、イスラエル、エジプト など

 

オーストラリアの温度単位

オーストラリアは英語圏ですが、ヨーロッパやアジア諸国と同じく摂氏(℃)が使われています。ニュージーランドも同じです。

なお、オーストラリア周辺の地域をオセアニア諸国と言いますが、オセアニアの中で華氏を使っているのはパラオ共和国のみです。

パラオは第二次世界大戦以降アメリカから統治を受けていたため、単位などもアメリカの影響が色濃く残っているのです。

 

MEMO
世界中でどの温度単位が使われているかを世界地図で示した図がありました。わかりやすいのでこちらを見て頂くと、イメージが掴みやすいと思います。

引用:https://imgur.com/3ZidINK

まとめ

温度には摂氏(セルシウス度)と華氏(ファーレンハイト度)があり、それぞれ[℃]、[℉]と表記する。

現在では世界中ほとんどの国で摂氏(℃)が使われているが、アメリカなど一部の国では現在でも華氏(℉)が使われている。

華氏が使われている国:アメリカ、イギリス、ジャマイカ、パラオ、バハマ、ケイマン諸島

※イギリスは正式には摂氏への切り換えが進みつつあるが、現在はまだ華氏表記が多く残っている