SI接頭辞(SI接頭語)とは?一覧まとめと変換方法、覚え方を紹介!

SI(国際単位系。Systeme International d’Unitesの略)では、ある量を基本単位と組立単位によって表しています。

基本単位や組立単位の一覧はこちら↓↓↓
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このSI系でもう1つ大切なのがSI接頭語(SI接頭辞)と呼ばれるものです。キロやメガと言った量の大きさ(倍数)を表す、私たちの日常にも欠かせない概念ですね。

ここではSI接頭語(接頭辞)の一覧と覚え方をご紹介します。

 

SI接頭辞(接頭語)一覧表

SIではある倍数にそれぞれ名称(=接頭語)を付け、範囲の広い数をわかりやすく表せるようにしてあります。数の大きい側では10の24乗、小さい側では10のー24乗までそれぞれ接頭語がありますので、その読み方と記号をまとめた一覧表が以下になります。

数が大きい側も小さい側も、15乗以上になるとあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。

これらの接頭辞にはラテン語やギリシア語が使われていて、例えばセンチやミリはラテン語で100、1000という意味ですし、キロやメガはギリシア語でそれぞれ1000、大きいという意味の言葉です。

また、特に記号に法則性がある訳ではなさそうですが、数が大きい側は大文字、小さい側は小文字が使われているケースが多いですね。

 

倍量単位と分量単位

接頭辞と単位を組み合わせて表された単位の内、10倍、100倍など数が大きくなる側の接頭辞を使ったものを「倍量単位」と呼びます。

例:km(キロメートル:メートル × 1000倍)、MB(メガバイト:バイト × 100万倍) など

また、1/10(10分の1)、1/100(100分の1)など数が小さくなる側の接頭辞を使ったものは「分量単位」と呼ばれています。

例:cm(センチメートル:メートル / 100)、mg(ミリグラム:グラム / 1000) など

日常生活でこの単語を使うことはほぼないでしょう。しかし豆知識として、10 の○に入る部分が正の数が負の数かで呼び方が異なるということを、頭の片隅で覚えておいてもよいのではないでしょうか。

 

SI接頭辞(接頭語)の覚え方

今ではSI接頭辞を特に語呂で覚える習慣はないと思うのですが(少なくとも筆者の記憶ではありません)、昔は算数の授業でこの接頭辞の覚え方を習ったそうです。

それがこちら↓↓↓

キロキロとヘクトデカけたメートルがデシに追われてセンチミリミリ

小学生が使う 103 ~ 10-3 の数に限られていますが、算数が苦手な児童諸氏(または彼らのご両親)は参考にしてみてください。1度覚えると、なかなか頭に残る語呂合わせだと思います。

 

まとめ

SI接頭辞(接頭語)について解説しました。まとめとしては以下の内容になります。

  • SI接頭辞(接頭語):SIで定められている、数の倍数や分数を表す言葉。センチやミリなど、10-24 ~ 1024 まで存在する
  • 一覧としては大きい倍数から次の通り↓↓↓
    ヨタ、ゼタ、エクサ、ペタ、テラ、ギガ、メガ、キロ、ヘクト、デカ、デシ、センチ、ミリ、マイクロ、ナノ、ピコ、フェムト、アト、ゼプト、ヨクト
  • 接頭辞の読み方にはラテン語やギリシア語がベースとなっているものが多い

実際の生活においては単位は接頭辞+単位の形で使われることが多く、kmやmAなど様々な形の単位を日々目にしていますよね。単位の成り立ちを知ると、今まで以上に「これは何を表しているんだろう?」と興味が持てるのではないでしょうか。