ccとグラム(g)やミリリットル(ml)の換算・変換表!

ジュースなど飲料の容量を表す単位として時折見かける「cc(シーシー)」。これは体積を表す単位でmlと同様に使うことができます。

また料理の時など「10ccのお酢を入れます」だの「20gの砂糖を入れます」だのと書かれていますが、計量スプーン1つしかない場合、ccとgをパッと置き換えられたら(換算できたら)便利ですよね。

今回はcc(シーシー)の単位を他の体積や重さを表す単位に変換する方法についてご紹介します。

cc(シーシー)とは

ccは計量カップや計量スプーンといったお料理関係、はたまた自動車の排気量でも使われている体積の単位ですが、実はSIで定められている訳でもなく、正式に使える単位ではありません。

ccとはcubic centimetre(キュービックセンチメートル)の略で、日本語訳は「立方センチメートル」です。

つまり、1cc = 1cm3 を意味している訳ですね。

なお1cm3 = 1mLでもありますので、以下3つの単位が同一の量を示していることになります。

1cc = 1cm3 = 1mL

MEMO
医療現場などでは[cc]を手書きにすると数字の0と間違えやすいので、ccは使わないことを推奨されています。

アメリカの医療現場では、書類の誤表記によるミスの実に12%が[cc]の読み違えとも言われているとか。

もし自分の家族が、単位の読み違えなんかで医療ミスの被害を受けたら…ちょっとゾッとする話ですね。

ccとmlの換算方法

先ほど書いた通り、1cc = 1cm3 = 1mL(ml)です。

ですから、mLとccとは同じ値だと覚えておけばOKです。

食料品売り場で牛乳など、よく「1000ml」と書かれていたり「1000cc」と書かれていたりしますよね。ちょっと混乱しますが、これからは惑わされないようにしましょう!

なお、リットル(L)系と立方メートル(m3)系の単位の換算については、こちらの記事で詳しく解説しています↓↓↓
m3とl(リットル)の換算・計算方法を詳しく!読み方やmlの求め方も!
m3とl(リットル)の換算・計算方法を詳しく!読み方やmlの求め方も!m3とl(リットル)の換算・計算方法を詳しく!読み方やmlの求め方も!

 

ccとgの換算方法

料理の世界なんかでは、よく体積と重さの単位がゴチャゴチャに使われたりします。冒頭でも書いたように、「お酢を10cc、醤油を30cc、砂糖を10g」といった具合ですね。

体積と重さ(重量)は異なる物理量ですから、本来は直接換算することができないのですが、「密度(g/cm3)」という考え方を使えば両者を換算することができます。

具体的には下式を使います。

体積(cc) × 密度(g/cm3) = 重さ(g)

密度について詳しくは後述しますが、水は密度が1g/cm3(1cm3の水は1g)なので、水を測る時は1cc = 1gと置き換えることができます

主な物質の密度~ccとgを換算するために~

密度[g/cm3]とは単位を見てもらえばわかる通り、単位体積当たりの重さを表しています。これは物質毎に決まっている数字ですので、私たちがよく使う材料の密度を簡単にご紹介します。

1. お料理編

塩や砂糖など、料理に使う場面では粉末状である場合も多いので、ccとgの変換は単純な物質の密度だけでは決まりません。

例えば同じ塩でも、水分を多めに含むしっとり目の時と乾燥したさらさらの時とでは、体積当たりの重さが若干異なるからです。

ここでは実用的な換算表ということで、料理でよく使われる材料を小さじ(5cc)、大さじ(15cc)、計量カップ(200cc)に入れた時の重さ(重量)を一覧にまとめました。

※粉末状の物に関しては、さらさらの時を基準として考えてください

2. 材料編

科学技術的な話も

まとめ